民と人間 : 25. フードコート

4階のショッピングフロアに到着すると、私は待ち合わせ場所となる休憩スペースを目指した。 フードコートにもなっており、食事も取ることができる。お昼ご飯もそこで取ろう。 混雑したフロアで民々を避けながら、休憩スペースへと進ん続きを読む “民と人間 : 25. フードコート”

民と人間 : 24. 都市のような駅

私はほとんど揺れない面白くない列車に乗り、MoonValleyを目指していた。 普通なら、この揺れない列車のほうがいいのだろう。しかし、私は違う。むしろそれなりに揺れたほうが楽しい。 この列車に乗るのはほとんど寝台列車の続きを読む “民と人間 : 24. 都市のような駅”

民と人間 : 23. 列車

私は列車の中で揺られながら、父と話すことについてメモに書き出す。 会社の今、事件の真相、最近の出来事… しばらくメモに書き出しているうちに、ふとこんなことを思った。一体父はどんな精神状態なんだろう。 精神状態続きを読む “民と人間 : 23. 列車”

民と人間 : 22. 出発

またここで、GMS停止の影響を実感してしまう。 流石に父の居る家から自宅までの道順が載った地図などない。 しばらく悩んだ末に、私は車で向かうのを諦め、電車で向かうことにした。電車であれば、路線図さえわかれば、さほど複雑な続きを読む “民と人間 : 22. 出発”

民と人間 : 21. カーナビ

私は食卓の席につくと、その米のうえに魚が乗ったスシという料理と、サラサラした茶色の調味料をじっと見つめていた。 その茶色の調味料を少しつけて食べるのだという。私はスシをその液体につけ、口へと運ぶ。 ややしょっぱいが、それ続きを読む “民と人間 : 21. カーナビ”

民と人間 : 20. 料理

私は久々に食品が入れられた冷蔵庫の中をしばらく眺めていた。 これだけ沢山の食べ物が入ったのはどれだけぶりだろうか。ほとんど水しか入っていなかった冷蔵庫である。 そして、数年ぶりの母の手料理である。久々の手料理はなんだかワ続きを読む “民と人間 : 20. 料理”

民と人間 : 19. 異様

私は、母とともに中身がいっぱいの買い物カゴを持ちながら、レジに向かって歩いていった。 そこで、妙な光景を目にした。 レジはあるが、店員はみなそれを使わずに商品に貼られたラベルに記された値段を見ながら、そばに置かれたパソコ続きを読む “民と人間 : 19. 異様”

民と人間 : 18. 買い出し

母親は、自宅の空いている部屋に泊めた。めったに人を泊めることなど無いため物置と化していたが、急いである程度片付けた。母親は、私が片付けが下手なのはもちろんよく分かっているので、その状態で許してくれた。 元々共和国随一の美続きを読む “民と人間 : 18. 買い出し”

民と人間 : 17. 母

私はインターホンに向かい、画面を覗き込んだ。そこには美しい犬族の女性が居た。 「母さん!?」 私は玄関に駆け込み、ドアを開けた。 そこには、母親のSierraの姿があった。 もう既に50代ではあるが、毛並みも顔立ちも体型続きを読む “民と人間 : 17. 母”

民と人間 : 16. 手紙

Dolphの意外な過去に一同は騒然とした。Rodleyの言い出した妄想は一気に現実味を帯び始める。 GMSは表向きは平等さを尊重した企業であり、犯罪歴のある者を採用していることには違和感はなかった。実際、それほど重い罪を続きを読む “民と人間 : 16. 手紙”

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